追悼、谷口ジロー先生。
鳥取市出身の漫画家の谷口ジロー先生が、2月11日に東京都内で逝去された、という悲報を目にしました。
69歳というお若さです。
漫画に疎いのんきーが、初めてちゃんと読んだ谷口ジロー先生の作品が「孤独のグルメ」でした。90年代の終わりだったと思います。当時は鳥取県のご出身だとは全く知らなかったのですが、端正で繊細で知的な絵柄と、クールだけど熱いハートを持つカッコいい大人の男ゴローさん(さらに大喰らい!)に魅了され、何度も読み返しました。
引っ越しで本をなくしてしまいましたが、買い直して、愛読書のひとつになっています。
(まさか、その後にあんな感じ(*´ー`*)のドラマになるとは想像もしてませんでしたが、ドラマ版も録画して見るほど大好きですよ。)
2000年代に入ってから、昭和40年代の懐かしい倉吉を描いた「遥かな街へ」を拝読し、やっと鳥取県のご出身である事を知りました。
さらに、比較的最近になって遅ればせながら「神々の山嶺」を読んで、圧倒的な山々の描写に感動しました。のんきーは、ずっと以前に「神々の山嶺」の夢枕獏先生の原作を読もうとして途中で挫折した経験がありますが、漫画版でようやく読了できました。ただ、漫画版も濃くてベビーでしたね。
(山登りとは無縁ののんきー家ですが、その後しばらく、「鬼スラ!」とか、熱い紅茶をズズーっと飲むのとかが流行りました。)
そして、ついこの間「ヴェネツィア」の繊細で美しい絵にため息をついていたところだったのに。
早過ぎるご逝去が残念でなりません。
大変さみしいです。
ご冥福をお祈りいたします。
鳥取県は、一昨年の水木しげる先生に続き、またもや大切な方を失ってしまったのだなあ。
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